高卒認定か通信制高校か

和也です。息子に東京の通信制高校に通うのはどうか話しました。息子が言っていました。「正直、今やりたいことも夢もないから東京に行ってバイトするだけってのもな・・・」とのこと。

息子も通信制高校のこと気になっていたそうですが、それと同時に高卒認定(大検)も気になっているようでした。

高卒認定試験とは、以前は大学入学資格検定(大検)という名前でした。高卒認定試験に合格することで、様々な理由により高校を卒業できなかった方の学習成果を適切に評価し、高等学校卒業者と同等以上の学力があると認定されます。つまり、高校に行かなくても高校卒業の資格が得れるというわけです。

高卒認定の試験は全部で8科目。この8科目すべてに合格することで高卒認定の合格者となることができます。ただ、一度の試験で全科目に合格しなくても大丈夫。合格した科目については「科目合格」となり、次の試験からは免除になります。高卒認定試験は年2回実施されるので、不合格になった科目を次の試験で合格して、8科目すべて合格すればいいということです。

つまり、例えば16歳でも高卒認定試験に合格すれば、高校卒業と同等の資格が得られるわけです。ただし、基本的に飛び級は無く、18歳にならないと、大学や専門学校の受験はできないみたいです。高校に通わずとも高校卒業資格と同程度の資格が取得できるということは魅力的ですよね。

そういえば、昔フジテレビのドラマで、木村拓哉が演じた『HERO』の久利生公平は、大検を経て司法試験に合格して検事になったという設定でしたね。

デメリットとしては同年代の友達ができないってことですよね。通信制高校だったらスクーリングで月に数回は学校に行きますから少しは友達できるかもしれませんが、高卒認定は可能性ほぼないですからね。16歳が一人で東京に行って同年代の友達いないのは心折れちゃいそうですよね。

どうするかは息子の決断次第になりますが、やれることは全てやろうと思います。

通信制高校について調べてみました

和也です。通信制高校のこと調べました。通信制高校を卒業するためには、在籍期間や単位など、3つの条件を満たす必要があるそうです。

条件1. 在籍期間3年以上
通信制に限らず、高校を卒業するにはどんなに優秀でも3年在籍しないといけないようです。ただ、編入や転入も可能で、前の高校の単位を加算することができます。

条件2.  74単位の取得
単位制だから留年という概念がありません。レポート(添削指導)→スクーリング(面接指導)→単位認定試験という流れを繰り返しながら単位を取得していきます。

勉強は学校で用意されたテキストや動画を見て自習するようです。スクーリングというのは学校に直接行って勉強の指導を受けることです。スクーリングの回数は学校によって違いますが、レポート3に対してスクーリング1というのが相場だそうです。ただ、体育とか音楽のような体験型のものはスクーリングの回数が多いようです。

条件3.特別活動30単位の取得
特別活動とは、ホームルームや入学式、卒業式、体験学習、クラブ活動のことです。これらの活動に3年間で30単位(1単位=50分)以上参加する必要があります。

通信制というからほとんど学校に行かないものだと思っていましたが、結構通わないといけないみたいですね。逆に友達できやすいかもしれませんが。

単位制なので転入や編入しやすいのはありがたいですね。通信制が合うか合わないかは正直、子供の性格によるでしょうね。合う子は合うし合わない子は合わないし。

ただ、最近は通信制高校に通う子も増えてきて、学校の数も20年前の2.5倍くらいだそうです。働きたい生徒やひきこもりの生徒、スポーツ選手や芸能人とかが多いようです。息子に「同級生に芸能人とか未来のプロスポーツ選手がいるかもよ」と言って説得しようかな(笑)

まず息子に通信制高校という選択肢があること、メリットデメリットなどを伝えようと思います。